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第2話

入院生活

手術(セメントで硬めてビス止めで固定)が無事終わり、約半月、安静状態が続きました。

私たちは入院中2回ぐらいしか会いに行きませんでした。

直接の面会は無理でしたので、診察室に設置してあるモニターから、愛しいバーディの様子を、ただ見ているだけでした。

脊髄骨折のため、限られたスペース(ゲージ)の中で、頭が動く程度の(普通ワンちゃん達が伏せをする)体勢でした。

私達は心の中で、「お前は本当に立てないのか!」と叫び、「もう少しの辛抱だから頑張れよ!」と呟いていました。

しかし、致命的なのが自力で排尿ができなくなったことです。

神経麻痺のため、すでに膀胱炎に罹っていて、先生達が一日3回ぐらい尿道にカテーテル(管)を入れて尿を採っていました。

尿があまり長く溜まっていると、膀胱炎から腎臓機能が低下して、生命の危機におかされ、そのため、誰かが必ず側にいて看護をするしかありませんでした。

ただ、もう食事の方は健康で、元気の良いワンちゃんと一緒で食欲旺盛でした。「さすが、うちのバーディだなあ」と強く思いました。(少しはホッとした気分)

退院の日

約一ヶ月ぶりの9月8日に退院する事になりました。

私は事故以来初めて目にするバーディを、我が子のように強く抱きしめてあげたい思いで迎えに行きました。
私が病院の中に入って先生と言葉を交わした瞬間、バーディの泣き声が聞こえました。 きっとバーディも家に帰れると感じていたと思います。
集中治療室に入ってバーディと対面した瞬間、涙が溢れるくらい嬉しかったです。そして、心の中で「バーディ、良く頑張ったな。あとは私達が生涯そばにいて看護するから、何も心配するな」と声をかけました。
バーディは予想以上に元気でした。ただ、かなり痩せた(約27kg)印象でした。

そして、先生から尿の採り方を実践で教わりました。
カテーテルを入れるだけでも菌が侵入しやすいため、何回も失敗は許されない状況です。手が緊張してうまく尿道に、カテーテルを入れることができず苦労しました。

その後、先生からいろいろなお話を聞きました。
まず心配することは、常に膀胱炎との背中合わせであるため、これが悪化して腎臓に負担がいくと一年の命しか持たないと言われました。
毎日4回尿を採ること。
抗生剤を必ず飲ませて膀胱炎を抑えるようにすること。
月一回ぐらいのペースで尿検査をして、様子を見ること。
床ずれにも注意して、常に向きを変えること。
などのアドバイスを受けました。

そして、バーディを運び、車に乗せたら、突然前足だけで元気よく動き回っています。(赤ちゃんで言うと、はいはいで歩く姿)私は自分の目を疑い、正直言ってビックリしました。

先程、先生から「床ずれには十分気を付けてください。」と、言われたばかりでした。この状況だったら、床ずれの心配は絶対無いと確信しました。(嬉しい)

バーディは、潮の香りが好きでしたから、わざと海岸通りを通って、車の窓を大きく開けてあげました。

バーディは気持ちよさそうに、鼻でクンクンと匂いをかいで、我が家に向かいました。

大きくなったバーディとキック
1999年11月、見違えるほど、大きくなりました。







海の中まで一緒のバーディとキック
バーディ1歳、キック8ヶ月。







海岸で遊ぶバーディとキック
二人とも海が大好きです。







オーナーとバーディ
ひと泳ぎのあとで。







キックもまだ幼い
二人とも、凛々しいでしょ。







自分で歩くバーディ
事故前。まだ自分で歩けたのです。


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