車椅子の調整
車椅子を付けての散歩には、時間に限度があります。
多分、疲労もかなりあると思います。
バーディは、常に100%以上の力を発揮して遊ぼうとしますから、こちらで疲れる前に、休憩させることを心掛けています。
特に、前足の負担が大きいので、せめて前足だけは健康でいて欲しいと願っています。
そして、バーディはずいぶん車椅子に慣れてきました。
本格的な散歩をさせる前に、私とバーディとで、専門業者(車椅子の製造元)の所へ出かけ、担当者にバーディを、車椅子に乗せた状態で見てもらいました。
すると担当者は、「車椅子を付けているワンちゃんにしては、後足や腰のあたりに肉が付いていて、それに後足が結構反応していますね。普通はもっとダランとして殆ど動きませんよ。」と言われました。(担当者もビックリしているようです。)
バーディを少し歩かせて、後足の動きを観察してみました。 たまぁにピクっと曲げたときの反動で、後足がボックスからはみ出しそうになったので、ボックスの上にゴムのガードを補強してもらいました。それと同時に全体の細かいサイズ調整もしてもらいました。
これで、微妙な動きにも対応ができるようになって一安心です。(車椅子の素材は、錆が出ないということと、軽さが求められますので、アルミ製です。しかし、バーディにとっては、それでも重いはずです。)
海辺の散歩
事故以来、初めて海辺で散歩をさせることにしました。待ちに待ったバーディの大好きな海です。
約4ヶ月前までは、海辺を自分の庭のように走り回り、大勢の人に叱られ、謝まりました。
そして、沢山の犬仲間たちとも知り合いになれた海……。
散歩に行く準備(バーディには小道具が沢山あります。)を終えて、早速4人で車に乗り、仲間達がいる海へ向かいました。
海に近づくにつれ、バーディ達がだんだんに興奮していく様子が窺えます。その仕種を見ていると最高に可愛くてたまりません。
特にバーディは久々ですからもう大変な騒ぎです。(4人一緒で行くのも4ヶ月ぶりです。)
しかし、難問は、駐車場から目的地まで結構距離があることです。(バーディには砂浜がきつい。)
ようやく駐車場に着いて、バーディを外に出してあげた時、『やっとこの日が訪れたか!』と、感慨ひとしおで車椅子に乗せました。
しかし、バーディを犬仲間達に早く会わせたい気持ちと、変わり果てた姿を見せることが可哀想な、複雑な心境でした。
でも、私達はすぐに気持ちを切り替え、『さぁ出発だ!』、心に言い聞かせながら、ゆっくりと歩き出しました。極力、体力を消耗させないように、なぎさの上を歩行させてあげました。
そして、途中途中、いろんな人たちの視線が気になります。
しかし、バーディはひたすら目的地へ向かって、堂々と歩いています。そんな姿を見ていると、私達も勇気づけられる思いです。
やっとみんながいる場所に近づいて、バーディの力強さが増してきました。
そこにいる大勢の犬仲間たちも、温かく見守ってくれています。その光景は、言葉に言い表せない程嬉しかったです。
バーディはいてもたってもいられない状態で、『早くワンちゃんと遊ばせてよ!』と、要求していました。
私達は、すぐに仲間のワンちゃんのところに近づいて,思い切り遊ばせました。
走ることが大好きだったバーディは、無我夢中で走り続けています。しかし、やはり、案の定、倒れてしまいました。
すると、仲間たちがすかさず駆け寄って来て、バーディを支えてくれました。
この時、私達は犬仲間たちの優しさに、感謝の気持ちで一杯でした。
そして、楽しく遊んでいる時間があっと言う間に過ぎ、1時間以上経ってしまいました。
そろそろ帰らないとバーディの体力が心配です。
一足先に、みんなに別れを告げ、駐車場に向かいました。
バーディは、かなりバテ気味です。
何回か休憩しながら、また後から押してあげて、何とか駐車場にたどりつきました。
そして、その日の夜、家での夕飯後、バーディは気持ちよさそうに、身動きひとつせず、ぐっすりと寝ていました。
私達は、バーディの寝顔を見ていると、本当に生かして良かったと、つくづく思いました。








