カテーテル(管)の卒業
怪我をしてから約4ヶ月が過ぎた頃、病院の院長先生から、「そろそろカテーテルをやめて、圧迫で尿が出せるようにやってみましょう。」と言われました。
カテーテルでは、外部からの感染や炎症になりやすいので、膀胱炎がなかなか完治しません。それと錠剤(抗生剤)も毎日与えているので、副作用が心配です。(腎臓への負担です。)
最近のバーディは、カテーテルを入れられると結構嫌がります。痛みは感じないにしろ、切ない思いでいっぱいでした。 それに、私達も一日でも早く薬やカテーテルを卒業させて、圧迫で出すことを期待していました。
その日、先生はバーディを診察台の上にのせ、すかさず横倒しにして、お腹の下側を手で包み込むようにしながら、渾身の力で陰茎側に沿って何回か圧迫を繰り返しました。
するとどうでしょう。なんと、尿が出て来たではありませんか!
私はこの光景を見ていて、出てきた喜びと、実際に私がやってみて、ちゃんと尿が出てくるのか、ものすごく不安でした。
やり終えた後、先生から「日々の経験で、手で包み込んだ感触(膀胱は、軟球テニスボールみたいな感触です。)を早く覚えてください。」と言われました。それと、注意点として、「圧迫する時に腸の位置を押さえ込まないようにしてください。」と念を押されました。
早速、我が家で試みましたが、なかなかうまく出すことができませんでした。私も渾身の力で圧迫したので、かなり疲労してしまいました。
そこで、今度は、やる前に水を沢山与えて、少しでも膀胱を膨らませて出やすい状況にしました。そしてもう一度、1時間ぐらいたってから圧迫したら、尿が少しずつ出てきました。「ヤッター!」
この瞬間、私は、「もう、カテーテルを入れなくても大丈夫だよ」と、バーディに言葉をかけました。ものすごく嬉しかったです。
それから毎日4回(朝、昼、夕方、夜に分けて)、順調に圧迫で出せるようになりました。(これは生涯続きます。) 今では、ちょっとした先生より上手いかも!と自負しています。(糞は、自力で出ます。)
レーザー治療
私達は、日頃から、何か針治療以外にも良いリハビリがないかと考えていました。すると、知人が「磯子にある外科の専門医へ一度行ってみれば。」とアドバイスしてくれました。
それで、すぐにその病院へ連絡して、怪我の状況を説明して予約を入れました。
いよいよ病院に行く朝を迎えてました。私達は、期待や不安を抱きながら、その病院へと向かいました。
初めてお会いする院長先生の印象は、先生というより、『きさくなおやじさん』でした。(ほっとした気分。)
まず、院長先生は、怪我をしたあたりを手で触ってから、レントゲンに映し出し、それを見ながら細かく説明してくださいました。
既に手術をしてしまったので、「当面はレーザー治療をしながら、様子を見ていきましょう。」と言われました。
まだ、私は無職でしたから、時間が許される限り、針治療(週一回)とレーザー治療(週二回)に専念しました。
私達は、どこまで回復するかわかりませんが、後で後悔しないようにと、前向きな気持ちでリハビリの効果を信じました。
もともと下半身麻痺にしては、後足の反射神経が強かったので、少しでも筋肉が落ちないように、その後もバーディに頑張ってもらっています。





